銀行の相続では、手続き上、
必ずと言っていいほど、
代表相続人を選ぶ必要があります。

代表相続人(相続人代表者)は、
相続人同士の話し合いによって、
相続人の中から1人選びます。

そして、選ばれた代表相続人は、
銀行の相続手続きを、
相続人全員を代表して行うことになるのです。

ただ、「私が代表相続人です」と、
銀行に対して、
口頭で伝えるだけではいけません。

なぜなら、銀行が用意している相続手続き用紙には、
代表相続人の住所・氏名を記入する欄があり、
そこに署名と押印をする必要があるからです。

銀行が用意している相続手続き用紙に、
代表相続人として記載されてはじめて、
銀行から代表相続人として認められるわけです。

もちろん、銀行が用意している相続手続き用紙には、
相続人全員の署名欄もありますので、
相続人全員が署名と押印をしていることが前提となります。

代表相続人に選ばれた人の役割としては、
まず、銀行の相続手続き書類を、
銀行の支店窓口に提出しに行くことです。

そして、銀行の支店では、
窓口に来た代表相続人の本人確認が、
行われることになるのです。

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ちなみに、銀行の相続手続き書類を提出しに行くのは、
通常、代表相続人1人だけでかまいません。

もちろん、他の相続人も一緒に行っても良いのですが、
銀行が本人確認を行うのは、
主に、代表相続人のみとなります。

そのため、代表相続人に選ばれた人は、
運転免許証か、健康保険証などの身分証を、
持って行く必要があるのです。

また、相続手続き書類を提出後、
訂正すべき箇所や、不足の書類が発生した場合、
電話などで銀行から代表相続人に知らされます。

銀行から知らせを受けた代表相続人は、
書類の訂正や、不足の書類の対応を、
相続人の中心になって行わなければなりません。

もちろん、代表相続人1人が行うのではなく、
相続人全員が協力して書類の訂正や、
不足の書類の対応をすべきということです。

また、銀行が用意している相続手続き用紙には、
代表相続人の銀行口座を記入する欄があります。

普通は、代表相続人の銀行口座であれば、
どこの銀行の口座を記入しても良いのですが、
ゆうちょ銀行だけは注意が必要です。

なぜなら、ゆうちょ銀行の相続手続きでは、
代表相続人のゆうちょ銀行の口座を、
記入する必要があるからです。

もし、ゆうちょ銀行の相続手続きを行う際に、
代表相続人が、ゆうちょ銀行口座を持っていなければ、
相続手続きの前に、ゆうちょ口座を作る必要があります。

そして、銀行に相続手続き書類を提出後、
書類審査が完了すれば、
代表相続人の銀行口座に全額振り込まれます。

つまり、亡くなった人の普通預金も定期預金も、
それぞれの利息なども、銀行から、
代表相続人1人に全額支払われるのです。

そのため、ゆうちょ銀行以外の相続手続きで、
代表相続人の銀行口座が、手続き先以外の銀行なら、
振込み手数料が発生することに注意が必要です。

その後、相続人同士の話し合いの通り、
代表相続人から、他の相続人に対して、
相続分の金額を配分する作業も代表相続人の役割です。

配分の仕方は、代表相続人から、
各相続人の銀行口座に、
振込みをするのが一般的となっています。

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